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熱処理という
奥の深い仕事に魅せられて
工場技術担当
生産本部 静岡工場 熱処理・表面処理室
2021年入社-
個々人の意思を尊重する風通しの良い社風
大学では制御工学を専攻していたのですが、家電製品の組み立て工場でアルバイトをした時にプレス用金型に触れ、そこから金属加工・熱処理に興味をもつようになりました。当社に入社を決めたのは、鋼材調達から加工、熱処理・表面処理まで一貫して扱う会社は他になく、当社ならより深く金型産業に関わりながら様々な分野で活躍できるのではと考えたからです。入社後は静岡工場に配属され、主に熱処理作業、設備メンテナンスを行っています。入社して感じたのは、社員一人ひとりの意思を尊重してくれる会社だということ。面倒見の良い先輩社員がたくさんいて、自分の意見や考えていることを聞いてもらえる機会がたくさんあります。また風通しが良く、他部署や上司とコミュニケーションを取りやすい環境です。
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熱処理ほど楽しい仕事はない!?
熱処理のことを詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。熱処理は鉄鋼材料、金属製品に加熱・冷却を行い、目的に応じて金属組織を変化させて硬さや靭性を調整する作業です。実は普段何気なく使っている金属製品や自動車部品のほとんどは熱処理を行っていて、私の仕事が製品を通して日々の暮らしを支えていることに誇りを感じています。こうした熱処理は奥が深く、やればやるほど魅せられます。本当にこんなに楽しい仕事は他にないと感じています。温度の設定、熱の入れ方や戻し方によって硬さや粘性がまったく変わってきて、まさに炉や鋼は生き物。試行錯誤しながらの操業が知見となり、昨日できなかったことが今日できるという、日々の達成感があります。また、設備のメンテナンスや資格(金属熱処理技能士)取得など自分のできる範囲が広がっていくことにやりがいを感じています。
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目標は、熱処理なら誰にも負けないエンジニア
作業に携わって4年目ですが、まだまだ先輩の領域には及びません。複雑な形状の熱処理やひずみなく処理する効率性などは、もっと経験と勉強が必要です。また最近はスタッフ業務にも携わり、売上や収益の視点から工場の生産性の向上に取り組んでいます。また少し前から新入社員が配属され、その後輩の育成も私の仕事のひとつになっています。後輩を指導するには作業内容や手順などの正確な理解が必要なので自分の勉強にもなりますね。まず今は私自身の熱処理の技術力を高めながら、工場の生産性を上げることに全力を尽くします。将来的には「熱処理のことなら彼に聞け」と言われるようなエンジニアになり、最終的には静岡工場の工場長になって全員を牽引していきたいと思っています。
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休日は「仲間との集い」でリフレッシュ
静岡工場は社員同士の絆が強く、プライベートでもみんなで遊んでいます。私が参加しているのはツーリングとゴルフの集まり。私は入社後にアメリカ製の大型バイク(ハーレーダビットソン)を購入し、休日はバイク好きと一緒にツーリングを楽しんでいます。またゴルフも月1回は仲間とコースに。今は毎週2~3日仕事前に練習場に行ってゴルフの腕を磨いています。